ミキハウスの
SDGs活動レポート
2024.11.21
「働くってなに?」出前授業
2024年10月28日、職場体験を控えた大阪府八尾市立桂中学校の中学2年生40名を対象に、キャリア教育「働くって何?」というテーマで講師としてお邪魔しました。
内容は「ミキハウスのモノづくり」と「働くってなに?」の2部構成です。
はじめに、生徒のみなさんや先生方に「今までで1番思い出に残っている服」を絵に描いてもらいました。
小さい頃クリスマスプレゼントで買ってもらったドレス、部活のユニフォーム、クラスみんなでお揃いで作ったTシャツなど様々な思い出深いアイテムがたくさんあり、その後みんなの描いたアイテムについて話し合いました。
そこから、ものづくりの流れを説明し、ミキハウスのトレーナーや肌着を配りクイズ形式でミキハウスのこだわりポイントを知ってもらいました。
「服がちっちゃい!」「触り心地が気持ちいい!」「弟も使っています!」などなどたくさんの素直な感想が飛び出し、生徒のみなさんにもミキハウスの品質を実感してもらえたと思います。
授業の後半では、まだ働くことへの具体的なイメージが湧いていなかったり、働くのっていやだなぁと将来への漠然とした不安を抱えたりしている生徒のみなさんに対して、働くって楽しそうだな、とワクワクしてもらえるようお話をしようと考えました。
親戚に生まれた子どもとの出会いがきっかけで子どもに興味を持ち、子どもの発達のことを学べる大学に進学したこと、大学に入学してから古着が好きな友人の影響で洋服が大好きになったこと、そして小さな時からブロックでスポーツカーや働く車を夢中になって作っていた、クリエイティブなことが好きな私がミキハウスへの入社を決めたことを伝えました。
また、自分には好きなことがある一方で苦手なこともあって、それは同じことを繰り返すことだったり、大勢の人とコミュニケーションをとることだったりしました。でも、好きな仕事を実現していく中でその苦手と向き合うことで、苦手と思い込んでいたことが少しずつ苦手ではなくなって、自分のやれることが広がってきたことについてもお話しました。
それもすべて、好きなことの積み重ねが今の自分を作っている。好きなこと、夢中になれることが将来の選択肢を広げていくと皆さんにメッセージとして伝えました。
生徒のみなさんは真剣に話を聞きながら、自分の好きなこと・苦手なことってなんだろうと考えている様子で、真っ直ぐ向き合ってくれていると感じました。
その後感想シートを書いてもらったのですが、仕事に対して前向きに感じてくれた生徒さんや、今できることをがんばりたいという生徒さんもいて、私が言いたいことが伝わったことにとても感激しました。
生徒のみなさんからいただいた感想を少しだけ紹介したいと思います。
*好きなことを増やすと将来の選択肢が増えるということに気づいた。今は苦手なことでも、別の視点で変わるんだと知った。自分もどんどん好きなことを増やしていこうと思った。
*自分のやりたい仕事をできることはとても良いことだと思いました。好きなことも苦手なこともしないといけないと思いました。誰かのために働くことは大切なことだと思いました。
*働くことは大変だけど楽しそうだと思いました。お話を聞いて、好きを仕事にしたり、苦手だと思っていることも自分の力で得意にできるんだと知れて嬉しかったです。
授業の準備をしていく中で、改めて自分自身の好きなことやこれからの目標を考えるきっかけとなりました。今回生徒のみなさんに教えるという立場で機会をいただきましたが、逆に自分が働く上で大切にしたい「子どもたちやその家族の思い出に残る、良い服を作りたい」という気持ちを再確認することが出来ました。
はじめは入社2年目の私が何か伝えられるのだろうかと不安と緊張でいっぱいでしたが、みなさんの明るさや先生のサポートのおかげで和気あいあいと授業を進めることができました。
希望でいっぱいの中学生のみなさんが、働くことに対してワクワクしてもらえたらうれしいなと思います。
商品企画部 岡本崇平