ミキハウスの
SDGs活動レポート

2025.08.05
利晶学園小学校3年生出前授業~ミキハウスのものづくり~
こんにちは!
2025年7月3日(木)、大阪府堺市の利晶学園小学校にて、3年生の子どもたちを対象に、ミキハウスの“こだわりの靴づくり”を伝える出前授業を実施しました。
私は初めて参加したのですが、昨年に続き2回目の実施でした。
今回のワークショップでは、以下のようなテーマに沿って授業を行いました。
- 赤ちゃんの足ってどんな足?
- 赤ちゃんの靴ってどんな靴?
- ミキハウスの靴はどうやって作っているの?
- ミキハウスの靴にはどんな種類があるの?
講師はミキハウスのシューズを実際に担当している生産管理部の鬼頭さん。
当日はスタッフ一同、カラフルなミキハウスウェアに身を包み、利晶学園にお邪魔しました。
「赤ちゃんの足ってどんな足?」
まずは、赤ちゃんの足が小学生のみなさんの足とどう違うのか、グループで話し合い手を挙げて発表してもらいました。
特に盛り上がったのは、鬼頭さんのお子さんがよちよち歩きする1歳の時の様子の動画を観た場面です。
「かわいい!」「ペンギンみたい!」「懐かしい!」といった声があがり、動画から、
- 体重がグラグラしていて転びそう
- 一歩が小さい
- かかとが上がらず、すり足になっている
など、大人でも気づかないような観察をしてくれる子どもたち。
実際に歩き方を真似して教えてくれる子もいて、活発なやりとりが印象的でした。
赤ちゃんの歩き方について、私たち大人は「こういうもの」と当たり前のように捉えていますが、子どもたちは初めての動画にくぎ付けになって観察してくれていました。
「赤ちゃんの靴ってどんな靴?」
続いて、赤ちゃん用の靴には、大人の靴とは異なる“特別なこだわり”があることというお話に。
「赤ちゃんに靴を履かせてみよう!」のコーナーでは、1~2名の代表者に、1歳児サイズのマネキンに実際に靴を履かせてもらいました。
「やってみたい人いますか?」と聞くと、教室中が一斉に挙手!
その元気な姿に、スタッフもとても嬉しくなりました。
靴を履かせるのは思ったより難しく、時間がかかったり、少し力任せになってしまったりと苦戦する様子も。
その様子を見ていた子たちからは、
「つま先から入れた方がいいんじゃない?」
「赤ちゃん、ちょっと嫌がってるみたいだよ」
といった声が聞こえ、マネキンであっても“赤ちゃんの気持ち”を想像する様子にほのぼのした心持ちになりました。
「ミキハウスの靴はどうやって作っているの?」
ここでは、ミキハウスの“ものづくりへのこだわり”を伝えるため、「Craftsmanship(クラフトマンシップ)」をテーマにした製造工程の紹介動画を視聴してもらいました。
ベテラン職人による丁寧な手作業や、特殊な加熱製法などが紹介され、子どもたちも食い入るように画面を見つめていました。
動画のあとには、
「“Made in Japan”は丁寧で品質が高いと海外でも評価されているんです!」
と子どもたちに日本のものづくりの素晴らしさも伝えました。
「ミキハウスの靴にはどんな種類があるの?」
当日は、さまざまな種類のミキハウスのベビーシューズも持って行き子どもたちに見てもらいました。
- キャラクターがあしらわれた可愛らしい靴
- 特別な日のためのおしゃれな靴
- 寒い季節にぴったりのあたたかい靴
- 通気性のよい涼しい靴
など、シーンや季節に応じて選べる靴がたくさんあることを紹介しました。
中でも人気だったのは、ゴールドやシルバーに輝く特別仕様のシューズ。
「この靴を履いてどこに行きたい?」という質問には、
「海外旅行に行きたい!」「大阪万博に行きたい!」
と、元気いっぱいの答えが返ってきました。
授業後には、いちばん心に残ったことをワークシートに書いてもらいました。
「一ばん心にのこったことは、お母さんたちがじっくりかんがえてくつをえらんでかったんだなぁと思いました。」
「くつは、細かいところもあるから、AIやきかいをつかってつくっていると思いました。ですが、動画を見せてもらってから、人間が一生けんめい作っているのがわかりました。」
「私たちがあたりまえのようにはいているくつが、実は、すごくたくさんの人の時間と力がつかわれているんだなと思って、びっくりしました。」
出前授業を終えて
今回の出前授業は、小学3年生のみなさんを対象に行いました。
この年齢の子どもたちと接する機会は普段あまりないため、どんな反応があるかと少しドキドキしていましたが、ふたを開けてみると、どの子もとても積極的に参加してくれました。
特に印象に残ったのは、「やってみたい人?」という質問に、クラスのほぼ全員が即座に手を挙げてくれたこと。
一つひとつの活動にしっかりと自分の考えをもち、さらにそれをみんなに発信しようという意欲に、私はとても感動しました。
講師を務めた鬼頭さんも「授業のしがいがある」と喜んでいました。
また、ミキハウスを「知っている」と答えてくれた子が思った以上に多かったことにも驚きました。
CMで見たことがある、家で使っている、学校で見かけたことがある…と、さまざまな場面で知ってくれているのを嬉しく思いました。
利晶学園さまとは、これまでにもいくつかお取り組みをさせていただいていますが、このような活動を通して今後も子どもたちのために協力し、さらに関係を深められたらと強く感じました。
そして、ミキハウスを「知ってもらう」だけでなく、「好きになってもらう」ことが、これからの私たちの使命だと感じています。
ミキハウスは、赤ちゃんやお父さん・お母さんだけでなく、あらゆる世代の方々に感動とぬくもりを届け、ファンになっていただけるような活動をこれからも続けていきます。
今回の授業を通して、ミキハウスを少しでも「好き」と思ってくれたらうれしいです。
そして何よりも、小学生のみなさんがこの授業をきっかけに、「もっと小さな赤ちゃんを大切にしたい、かわいがりたい」と思ってくれたら、それが私たちにとっての何よりの喜びです。
(佐藤暖向 店舗設計部)